メニュー

食支援(クリニック見学②)

[2024.06.17]

先日、医療法人ゆうの森の「たんぽぽクリニック」様で見学をさせて頂きました。たんぽぽ先生による全国在宅医療テストで有名なクリニック様です。

 

「たんぽぽクリニック」様では食支援にとても力を入れており、食支援の重要性を改めて実感いたしました。最も印象に残ったのは、嚥下食のお寿司を楽しむ患者さんの姿でした。入院中は嚥下機能の低下により絶飲食・点滴のみの状態だったその患者さんが、退院後に美味しそうにお寿司を食べる光景はとても感動的でした。

 

これは決して病院にいたままでは見られない光景です。病院から出て、過剰であった点滴止めたことによって再び食事ができるようになる方がいるという事実は、終末期ケアにおける医療介入の見直しの必要性を教えてくれました。「食べたいものを大きな声で言える人は食べられる」というたんぽぽ先生の言葉は患者様の意思を尊重し、その声に耳を傾けることの重要性を教えてくれました。

 

見学中には実際に嚥下食を試食する機会もいただき、その美味しさに驚きました。栄養士や調理師を中心としたチーム全体の献身的な食支援が伝わってきました。この度は、見学の機会をいただき心より感謝申し上げます。

 

当院では、常に患者様の意思を尊重し、QOLを最大限高めるためのサポートを続けていきたいと考えております。何よりもご本人様の意思が最も重要だという考えです。私たちは小さなクリニックからのスタートですが、地域の様々な職種の方々と協力し、地域全体で助けを必要としている全ての方々をサポートしていきたいと思っております。地域のニーズに応じて、大きな活動へと繋げてまいります。

 

明石、神戸(垂水区、須磨区、西区)で訪問診療・在宅医療・緩和ケア・往診ができるよう準備をしています。

ささえ在宅クリニック 院長 高山弘志

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME